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NPO法人トラストサルン釧路
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■ 活動目的
 
この法人は、釧路湿原とその周辺地域の自然環境を保全するために、その保護と活用に関する事業を推進し、人間性豊かで快適な環境創造に寄与することを目的としている。

トラストサルン釧路は地元の市民が中心になり、1988年(平成元年)に任意団体として発足し、釧路湿原を守り伝えたいと、全国から多くの方が会員になっており、2000年(平成12年)7月には、特定非営利活動法人の認証を受け現在に至っている。
 
■ 自然保護地の取得と植林
 
多くの人からの寄付を使って、釧路湿原周辺の保護が必要な土地を買い上げていくナショナルトラストの方法で活動を続けている。

これまでに、国立公園の外にあって保護されていない湿原や水源地の丘を買い上げ、地主との保護協定などによって、15箇所、約186haをトラストサルンの自然保護地にしている。 市民が参加する植林行事などを開催し、釧路湿原の水源林を再生させる活動を行っている。
 
■ 調査と提言
 
達古武沼の生態調査を実施し、ラムサール条約登録地に達古武沼を入れることに大きな力を発揮した。湿原に流れ込む土砂の流入の調査は湿原の乾燥化に警笛を鳴らすきっかけとなっている。


釧路湿原の役に立たない所と考えられていた湿原が、実は多くの生き物をはぐくみ、気候を和らげる働きがあることがわかり、湿原の保護は世界的に重要になってきている。

日本最大の釧路湿原は1987年に国立公園になったが、約25%(約6,000ha、推定)が国立公園の外にある。国立公園以外の地域では、埋め立てなどの湿原開発が今も続いている。保護されていない地域では、タンチョウがヒナを育て、日本では釧路湿原にしかいないキタサンショウウオが暮らしているなど貴重な植物が生える高層湿原も広く含まれている。

しかし、釧路湿原の周辺の丘は、ミズナラなどの自然の森がほとんどなくなり、水を蓄える力が弱いカラマツや切られて丸坊主になった場所が目立つ。

釧路湿原は国立公園になったが、環境はだんだんと悪くなっている。私たちは豊かな湿原を次の世代に渡していかなければならない。
 
(参考)
一部釧路湿原国立公園第2種、第3種区域内で達古武沼に隣接
 


図 プロジェクトサイト
 

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